フライ級時代から井岡一翔とローマン・ゴンザレス(Roman Gonzalez)の対戦が浮かびつつ、いつの間にか立ち消えするということが繰り返されていました。
井岡一翔は昨年の大晦日にジェイビエール・シントロンを撃破した後、ロマゴンとの対戦を希望しているような口ぶりでしたね。
それが両者ともに世界王者として統一戦が実現する可能性が出てきました。
なんと、3/1に不利と目されていたロマゴンがカリッド・ヤファイ(Khalid Yafai)を9RTKOに下し、WBA世界スーパーフライ級王者に返り咲いたのです!
ロマゴンも井岡一翔との対戦を熱望していることもあり、意外に双方のプロモーターによる試合実現に向けての協議が行われるかも知れません。
まずは、井岡一翔vsロマゴンの統一戦が実現すると仮定して、両選手の特徴やこれまでの対戦相手、試合展開を含めた予想をしてみたいと思います!
是非最後までご覧下さいね。
井岡一翔と対戦した主な選手について
井岡一翔の印象的な試合と言えば、日本人同士でWBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦を戦った「八重樫東(やえがしあきら)」戦ではないでしょうか?
井岡一翔は当時22歳、一方八重樫東は当時29歳で八重樫はそろそろ円熟期に入りつつある頃でしたね。
結果は井岡一翔の12R判定勝利でした。
それ以外では、アムナット・ルエンロン(Amnat Ruenroeng)戦、ファン・カルロス・レベコ(Juan Carlos Reveco)戦、ドニー・ニエテス(Donnie Nietes)戦でしょうか。
日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 |
2012年6月20日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | 八重樫東 |
2012年12月31日 | 勝利 | 6R 2:50 | TKO | ホセ・アルフレド・ロドリゲス |
2013年9月11日 | 勝利 | 7R 2:17 | KO | クワンタイ・シッモーセン |
2013年12月31日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | フェリックス・アルバラード |
2014年5月7日 | 敗北 | 12R | 判定1-2 | アムナット・ルエンロン |
2014年12月31日 | 勝利 | 5R 2:09 | KO | ジャン・ピエロ・ペレス |
2015年9月27日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ロベルト・ドミンゴ・ソーサ |
2015年12月31日 | 勝利 | 11R 1:57 | TKO | ファン・カルロス・レベコ |
2016年12月31日 | 勝利 | 7R 2:51 | TKO | スタンプ・キャットニワット |
2017年4月23日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ノックノイ・シップラサート |
2018年9月8日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | マックウィリアムズ・アローヨ |
2018年12月31日 | 敗北 | 12R | 判定1-2 | ドニー・ニエテス |
2019年6月19日 | 勝利 | 10R 1:46 | TKO | アストン・パリクテ |
2019年12月31日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ジェイビエール・シントロン |
こうして、これまでの過去の対戦相手を見てみると、強打でブンブン振り回してくるタイプの選手はあまりいないですね。
どちらかというと、それなりにパンチもあるけどテクニックやインサイドワークで試合を作っていくタイプの選手との対戦が多く、井岡一翔もその部類に入ると考えて良いでしょう。
#Nicaragua
PARA QUE NO DUERMAN LOS PUCHITOS
“VEAN LOS DIENTES DEL CAMPEÓN”El campeón nicaragüense #Román Chocolatito González se ubica en lo más alto del #boxeo, al imponerse por un impresionante nocaut al británico Khalid #Yafai.#OrgulloDeMiPais #ChocolalitoCampeon pic.twitter.com/mW98DCJeEO
— 24 HORAS NICARAGUA (@24horasni) March 1, 2020
冒頭でも少し触れましたが、ロマゴンが世界王者として復活してくれました!
ヤファイを終始圧倒し、全盛期と変わらない動きで驚きましたね(笑)
さすが元PFPロマゴン!!
井岡一翔はかつてロマゴンとの対戦については以下のように述べていました。
「統一戦、世界的に名のある選手、ローマン・ゴンサレスなど、この階級にいい選手が揃っているので、そのあたり誰とでもあれば、自分が思っている試合ができるのではと思っている」
<出典>eFight
「鉄は熱いうちに打て」という格言にもある通り、お互いの気が変わらないうちに、早速対戦の調整に入って欲しいものですね!
さて、どっちが勝つでしょうか?
井岡一翔の問題点やウイークポイントはあるの?
井岡一翔が苦手としているタイプは、頭から突っ込んできてブンブン打つタイプとアムナットのようなリーチが極端に長い上にアッパーを得意とする選手です。
しかしながら、ここ数年の井岡一翔の試合を見ていて感じるのは、自分のボクシングに自信がみなぎっていることと、若い頃から多用していたボディー打ちが的確になってきた印象があります。
決して打たれ強い選手ではないので、時々ダウンを奪われることもありますが、最終的にはポイントでリードしての勝利か、ボディー打ちを連打してのKO勝利が多いですね。
本当に安定感が増してきており、選手としては盤石な状態と言っても過言ではないでしょうね。
井岡一翔のプライベートな事案は解決したの?
いろいろあったプライベートですが、谷村奈南さんとも離婚が成立し、双方とも別々の人生を歩まれているようですね。
谷村奈南さんはタレント活動を再開していますし、井岡一翔は別の伴侶を得て子供もいるようです。
谷村さんと一緒に写っている男は誰かと思えば、大山峻護ですね。
ダンヘンとかミルコ、グレイシー一族との試合が思い出されます。
LINE BLOG #Repost 「ファイトネス」大山峻護さんと https://t.co/Lvn0RfDRvQ
— 谷村奈南 (@nana_tanimura) February 28, 2020
下は現在の井岡夫妻とその子供の写真です。
世界王者としても安定してきていますし、本当にお幸せそうで何より!
父・井岡一法(かずのり)さんとの関係はどうなったの?
井岡選手の試合、お父さん来てたね😄#井岡一翔 #Superfly3 #井岡一法 pic.twitter.com/jPsi0kl4MJ
— sasorin27 (@sasorin27) September 9, 2018
井岡一翔の父親である井岡一法さんとは、脱税問題や井岡一翔の前妻(谷村さん)との件で、相当揉めたようですし現在も付き合いは絶たれた状態にあるようです。
大阪にある井岡ボクシングジムの会長は現在は一法氏の弟の井岡弘樹さんが就任しています。
関係修復にはまだまだ時間がかかりそうですね…。
井岡一翔の現在の妻(嫁)は誰?
- 元モデルである。
- まつ毛のエクステ店の経営者だった。
- イニシャルは「Y」である。
- 30代前半で井岡一翔より年上である。
しかし、あれだけInstagramにアップしていますから、どこの誰なのか判明してもおかしくないと思いますがね。
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ロマゴンと対戦した主な選手について
さて、ロマゴンですが特筆すべき対戦相手は、つい先ほど(3/1)勝利したばかりのカリッド・ヤファイでしょう。
9Rが開始してすぐにロマゴンの強烈な右ストレートがヒットし勝負あり。
日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 |
2008年9月15日 | 勝利 | 4R 1:59 | TKO | 新井田豊 |
2009年7月14日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | 高山勝成 |
2011年10月1日 | 勝利 | 2R 0:36 | KO | オマール・ソト |
2012年3月17日 | 勝利 | 1R 2:58 | KO | マヌエル・ヒメネス |
2012年11月17日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | ファン・フランシスコ・エストラーダ |
2014年9月5日 | 勝利 | 9R 2:24 | TKO | 八重樫東 |
2015年5月16日 | 勝利 | 2R 2:37 | TKO | エドガル・ソーサ |
2015年10月17日 | 勝利 | 9R 2:53 | TKO | ブライアン・ビロリア |
2016年9月10日 | 勝利 | 12R | 判定3-0 | カルロス・クアドラス |
2017年3月18日 | 敗北 | 12R | 判定0-2 | シーサケット・ソー・ルンヴィサイ |
2017年9月9日 | 敗北 | 4R 1:18 | KO | シーサケット・ソー・ルンヴィサイ |
2018年9月15日 | 勝利 | 5R 1:44 | TKO | モイセス・フェンテス |
2020年2月29日 | 勝利 | 9R 0:25 | TKO | カリッド・ヤファイ |
試合前日の計量後のフェイスオフのときには、結構な体格差を感じたのですが、いざ試合となると全盛期そのままのロマゴンでした(笑)
上の動画はヤファイが戦意喪失してのロマゴンTKO勝ちのシーンです。
ロマゴンは凄い選手ですね、本当に…。
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井岡一翔vsロマゴン戦が実現したら勝つのはどっち?試合予想
今日のローマン・ゴンザレスvsカリッド・ヤファイ戦の出来をみるとロマゴンの調子がかなり良いことが分かりました。
まさかここまで仕上げてくるとは思ってもいませんでしたね。
海外のオッズでもヤファイ有利との結果が出ています。
しかし、ここは敢えて井岡一翔有利と予想しておきましょう。
その根拠として幾つか理由を上げておきます。
- 接近戦を苦手としているが、突き上げるボディーアッパーでかわすことができる。
- 試合中の攻防のバランスが良い。特に、感情を殺して表情から状態を読み取らせない。
- 放ったパンチ数と相手にヒットしたパンチ数にそれほど差がない。
- 不用意にガードを下げる癖が無い。
井岡一翔:27戦25勝(14KO)2敗
ロマゴン:51戦49勝(41KO)2敗
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まとめ
井岡一翔vsローマン・ゴンザレス戦がいよいよ現実味を帯びてきましたね。
無敗を続けていた頃のロマゴンは井岡一翔にはかなり分の悪い選手だったと思います。
しかしながら、あれから数年が経過してロマゴンもKO負けを喫し、井岡もボクサーとして円熟味が増してきました。
もしかしたら対戦するには今が絶好のチャンスなのかもしれません。
両者の対戦が実現することと、お互いのナイスファイトに期待したいと思います!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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