ヤファイvsロマゴン試合予想!勝って井岡一翔戦を目論む元PFP王者

ボクシング

PFPランキング世界一位、軽量級世界最強の呼び声の高かったローマン・ゴンザレス(Roman Gonzalez)が復帰3か月目にして、早くも世界戦を行います。

相手は現在無敗の世界王者カリッド・ヤファイ(Khalid Yafai)です。

ヤファイはロマゴンに勝ってファン・フランシスコ・エストラーダとの世界王座統一戦に望みをつなげたいところ。

一方、ロマゴンはもしこの試合に勝てば井岡一翔戦の実現が見えてきます。

元PFPのロマゴンと無敗王者のヤファイ、両者の色々な思惑が激突する面白い試合になるでしょう。

ローマン・ゴンザレスに焦点を当てながら、試合予想も含めてヤファイの特徴ボクシングスタイル見どころなどを解説してみました!

是非最後までご覧下さいね。

カリッド・ヤファイはどんな選手?戦績や年齢や出身が知りたい!

ヤファイは現在25戦25勝(15KO)無敗で、30歳イギリス出身の現役王者です。

プロデビューは2012年で、アマチュアでは16試合戦って10勝6敗。

2016年に当時WBA世界スーパーフライ級王者だったルイス・コンセプシオン(Luis Concepcion)に勝利し、現在5度防衛中の世界王者です。

カリッド・ヤファイが戦ってきた相手にはどんな選手がいる?

ヤファイが世界王者になった試合から、直近までの試合相手を調べてみました。

2人の日本人(村中優、石田匠)との対戦経験もあるようですね。

デビッド・カルモナ戦以外はフルラウンドの末の判定勝が多く、カルモナ戦もカルモナが試合前の計量で体重超過を犯してしまい、体調もモチベーションも最低のまま試合に臨み7Rに試合を棄権しています。

デビッド・カルモナは井上尚弥とも試合を行っているので記憶されているファンも多いのではないでしょうか?

日付 勝敗 時間 内容 対戦相手
2016年12月10日 勝利 12R 判定3-0 ルイス・コンセプシオン
2017年5月13日 勝利 12R 判定3-0 村中優
2018年5月26日 勝利 7R TKO デビッド・カルモナ
2017年10月28日 勝利 12R 判定3-0 石田匠
2018年11月24日 勝利 12回 判定3-0 イスラエル・ゴンサレス
2019年6月29日 勝利 12R 判定3-0 ノルベルト・ヒメネス

こうしてみると、世界戦での豪快なKO勝利はないため、ロマゴンの強打をどうかわすのか?といったみどころもあるかと思いますね。

ルイス・コンセプシオンは元WBA世界スーパーフライ級王者河野公平との試合で王座を奪取した選手です。

下の動画はヤファイvsコンセプシオン戦です。

カリッド・ヤファイの特徴やボクシングスタイルは?

ヤファイは戦績を見る限り、いまだ無敗ですし井上尚弥と12Rまで粘ったデビッド・カルモナの心を7Rで折っているので弱い選手ではないはずです。

如何せん、対戦相手にビッグネームが少ないので過小評価されている選手です。

ヤファイの戦績をみると、KO数は25勝のうち15試合ですからKO率は6割と結構高めですよね。

どの動画が一番ヤファイの特徴が出ているのか迷いましたが、上の動画で確認頂ければある程度想像がつくと思います。

【カリッド・ヤファイの特徴】

1.かなり慎重な試合運び

2.目の覚めるようなパンチは無いが、実は強打の持ち主

3.左ボディーブローがかなり強烈。

4.無理にKOを狙わず、勝つことに徹するため試合そのものはやや玄人向け。

5.KOを狙える場面でも相手のパンチを貰わないことに徹し、距離を保ってのラッシュ。

ヤファイはかなりの実力者なのですが、試合運びが慎重な上に、ガードもしっかりしているので凡戦に感じる試合も多いです。

個人的には井岡一翔戦も面白いのではないかと思っていますが、皆さんはいかがでしょうか?

今の盤石な井岡ならヤファイに勝てそうな気がしますけど。

 

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2020. 1.1 新年、明けまして おめでとうございます! そして、2019.大晦日 WBO 世界S・フライ級タイトルマッチ 初防衛戦 vs JEYVIER CINTRON 厳しい試合展開でしたが、 皆さんの応援があり、 最後まで闘志を切らす事なく、 勝利を掴み取る事ができました! 応援ありがとうございました! 2020年. どんな景色が待っているのか、 全ては自分次第。 その景色を見る為に追い求めて、 思い描いた事を実現していく! 自分の魅せ方で。 今年もよろしくお願いします! #井岡一翔 #boxing #2019大晦日 #世界戦 #世界王者 #v1 #2020 #freedom

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ローマン・ゴンザレスの現在は?調子や怪我の回復が気になる!

ボクシングファンの人であればご存知だと思いますが、ロマゴンは怪我と体調不良のため約1年ほど試合をしていない時期がありました。

2017年のシーサケット・ソー・ルンヴィサイとの試合で、衝撃的なKO負け後に休養に入り、右膝半月板を手術しました。

手術後の経過は良好で、2018年の復帰戦で元WBOミニマム級世界王者のモイセス・フェンテスを5RTKOで破っています。

2019年12月にはディオスコスを圧倒し、2RKO勝利を収めまずまずといったところでしょうか。

しかしながら、かつてのPFPの実力にやや陰りが見え始めているのは否定できませんね…。

もうすぐ試合を迎えるロマゴンのコメントをご紹介しておきます。

「皆さん、ありがとうございます。私にとって日本は第二の故郷です。今日の勝利をニカラグアと共に日本に捧げます。来年、私は再び王者に戻りたいと思います」

<出典>eFight



ヤファイvsロマゴン試合予想!勝つのはどっち?

結論から言うと、ロマゴンにとってはかなり厳しい試合になると予想しています。

恐らくヤファイの判定勝利でしょう。

ロマゴンの持ち味と醍醐味は接近戦での打ち合いです。

ロマゴンのラッシュはまさに芸術品と言っても過言ではないほどですが、ヤファイは接近戦での乱打戦をうまくかわすと予想。

もしそうなれば、ロマゴンはかなり不利です。

ヤファイ陣営はロマゴン戦をエストラーダ戦に向けた調整試合と考えているようです。

オマール・ソトとかラモン・ガルシアブライアン・ビロリアをチョロンチョロンにしたロマゴンも随分と舐められたもんですね。

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2019/03/01追記

ローマン・ゴンザレスが強敵ヤファイに9RTKOで勝利し、王座返り咲きに成功しました!!!

  • ロマゴンの戦績は49勝(41KO)2敗
  • 初黒星を喫したヤファイの戦績は26勝(15KO)1敗

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【関連記事】ロマゴン(元PFP)がヤファイ狩りに挑む!井岡一翔との因縁に決着?

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まとめ

ロマゴンは7度防衛を続けていた日本の新井田豊をフルボッコにし、あっさりと4RTKOで勝利した試合が鮮烈すぎて記憶に残っているファンも多いと思います。

あれもすでに12年前のことですね、みんな歳をとるはずです(笑)

ロマゴンのこの前の試合はあまり参考になりませんが、フェンテス戦はかつてのロマゴンを彷彿とさせる試合で仕上がりも上々だったと思います。

帝拳ジムに所属し、小柄で甘いルックスからは想像もつかないような強打でKOの山を築いてきたロマゴン。

そろそろキャリア晩年に入ってきていますが、是非とも強敵ヤファイを破って世界王者に返り咲いて欲しいと切に願っています。

ロマゴン、頑張って!!

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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