ロマゴン(元PFP)がヤファイ狩りに挑む!井岡一翔との因縁に決着?

ボクシング

日本でもお馴染みの元PFPかつ4階級制覇王者ローマン・ゴンザレス(Roman Gonzalez)が世界王者返り咲きを狙って世界戦に挑みます!

相手は25戦無敗のカリッド・ヤファイ(Khalid Yafai)という英国の選手。

ロマゴンはかつて無敵を誇っていた時期があり、軽量級では向かうところ敵無しの状態で、対戦相手からも逃げられてしまうほどでした。

そんなロマゴンもかつてのパワーにやや陰りが見え始めており、今回の試合の出来次第では進退問題に発展しかねません。

そんなヤバイ状況のロマゴンの過去の対戦相手KO負けした相手ヤファイ戦の予想などを解説してみました!

是非最後までご覧下さいね。

ローマン・ゴンザレスの過去の対戦相手は?

ローマン・ゴンザレスはニカラグア初の4階級制覇王者で、戦績は50戦48勝(40KO)2敗の現在32歳のプロボクサーです。

過去に対戦した主な選手をリストアップしてみました。

こうして改めて見てみると、結構な強豪を撃破していますね!

日付 勝敗 時間 内容 対戦相手
2008年9月15日 勝利 4R 1:59 TKO 新井田豊
2009年7月14日 勝利 12R 判定3-0 高山勝成
2011年10月1日 勝利 2R 0:36 KO オマール・ソト
2012年3月17日 勝利 1R 2:58 KO マヌエル・ヒメネス
2012年11月17日 勝利 12R 判定3-0 ファン・フランシスコ・エストラーダ
2014年9月5日 勝利 9R 2:24 TKO 八重樫東
2015年5月16日 勝利 2R 2:37 TKO エドガル・ソーサ
2015年10月17日 勝利 9R 2:53 TKO ブライアン・ビロリア
2016年9月10日 勝利 12R 判定3-0 カルロス・クアドラス
2017年3月18日 敗北 12R 判定0-2 シーサケット・ソー・ルンヴィサイ
2017年9月9日 敗北 4R 1:18 KO シーサケット・ソー・ルンヴィサイ
2018年9月15日 勝利 5R 1:44 TKO モイセス・フェンテス
2020年2月29日 カリッド・ヤファイ

ロマゴンは日本人とは4人と対戦していますが、唯一KOできなかったのは高山勝成だけです。

高山は昨年まで、東京五輪にアマチュアとして出場するために選考会に出続けていましたが念願叶わず、引退を発表しました。

下はかなりショッキングな新井田豊vsローマン・ゴンザレス戦です。

ここまでボコられる新井田豊もあまりないと思います。

ロマゴンが負けた相手は誰?

ロマゴンはこれまでのキャリアで2敗を喫していますが、そのいずれもタイの元WBCスーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンヴィサイ(Srisaket Sor Rungvisai)に敗れています。

初戦は判定負け、2度目はKO負けでした。

シーサケット・ソー・ルンヴィサイってどんな選手?強いの?

シーサケットはタイ出身の元世界王者で、現在33歳、戦績は53戦47勝(41KO)5敗です。

結構ご存知な人も多いと思いますが、シーサケットのプロデビュー戦の相手は「激闘王」こと八重樫東(やえがしあきら)で、約10年前に後楽園ホールで対戦しています。

このときは、八重樫東が3RでシーサケットにTKOで勝利を収めています(後楽園ホール)。

シーサケット・ソー・ルンヴィサイの彼女(元カノ?)が超ヤバい!

こちらはシーサケットの元恋人で、シーサケットの資産をすべて奪ったと言われています。

失意のどん底にあったシーサケットは王座陥落。

復縁したのか、そのままシーサケットの資産を奪って別の男性と結婚したのかは不明です。

しかし、無敵のロマゴンをKOした男がこういう女性にKOされるとは、なんとも…。

ロマゴンの体調や怪我の回復具合は?

下はロマゴンとヤファイの計量、フェイスオフのシーンです。

ロマゴンは調子は悪くなさそうですが、やはり少し身長差がありますね。

ロマゴンは痛めていた右膝半月板の手術も無事成功し、復帰後2試合連続でKO勝利を収めています。

どちらの試合も全盛期を彷彿とさせる豪快なKOでしたが、対戦相手としては調整試合ともいえるような相手なので、ロマゴンがどこまで回復しているかは正直不明です。

本人は絶好調アピールと王座奪還に向けての元気なコメントをファンに送っているだけに、是非とも王座返り咲きを果たして欲しいとは思いますが…。

次戦のヤファイ戦で明らかになると思われますが、恐らく衰えが出始めていると考えて良いでしょう。



カリッド・ヤファイはどんな選手?

カリッド・ヤファイは英国出身の現在30歳現WBA世界スーパーフライ級王者です。

戦績はかつてのロマゴンと似ていて、25戦25勝(15KO)無敗です。

ロマゴンほどKO率は高くはないですね。

実際、それほどハードヒッターという印象ではなく、慎重な試合運びをしつつ最終的にはポイントをリードして判定で勝利することが多いです。

特徴は相手との距離を一定に保ちながらの連打と、強烈な左ボディーです。

下の動画はヤファイの試合のダイジェストで、特徴がよく出ていると思いますのでご紹介しておきますね。



【関連記事】ヤファイvsロマゴン試合予想!勝って井岡一翔戦を目論む元PFP王者

ロマゴンvsヤファイ戦の予想は?

勝利コールを受けるのはヤファイではないかと思っています。

正直、思いっきりハズレて欲しい予想なのですが、スーパーフライ級でのロマゴンは動きがあまり良くありません。

ロマゴンは2016年に階級をスーパーフライ級に上げましたが、その時に最初に対戦したカルロス・クアドラスに相当手を焼き、12R判定で勝利を収めています。

クアドラスはスピードでもパワーでもロマゴンを凌駕し、ロマゴンが恐らくプロ転向後初めて階級差を感じた試合ではないでしょうか。

その後、シーサケットには2連敗を喫していますし。

ロマゴンにとっては正念場でしょう。

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2019/03/01追記

ローマン・ゴンザレスが強敵ヤファイに9RTKOで勝利し、王座返り咲きに成功しました!!!

  • ロマゴンの戦績は49勝(41KO)2敗
  • 初黒星を喫したヤファイの戦績は26勝(15KO)1敗

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【関連記事】ロマゴン引退説から電撃復帰戦決定!相手は比嘉大吾とも対戦したアノ男

まとめ

戦慄のKOの山を築き上げたニカラグアの英雄もいつしかキャリア後半を迎えています。

軽量級では無敵を誇っていましたが、スーパーフライ級に階級を上げた途端、やはり体格とパワー不足が否めない感じでした。

この男がライト級やウェルター級、ミドル級だったらゴフロフキン、アルバレスと同等クラスの王者になっていたでしょうね。

ともあれ、ロマゴンがどれだけ回復しているかを確認するにはヤファイ戦はちょうどいい相手かも知れません。

ロマゴン、頑張って!!

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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