豚汁ラーメンは新潟が発祥?たちばなのレシピと作り方を大公開!

その他

令和になってもラーメンブームは健在ですね。

ラーメンの本場である中国人ですら日本のラーメンの進化と競争率には驚くほどです。

今回は豚汁ラーメンという、新潟県で有名なラーメンをご紹介したいと思います。

ここ数年は日本各地に広がるご当地ラーメンが大ブームですが、豚汁ラーメンはただ豚汁をかけただけのラーメンではないようです。

では早速ですが豚汁ラーメンで有名な新潟の「とん汁の店たちばな」さん、豚汁ラーメンの魅力と美味しさ他府県での豚汁ラーメン(滋賀県の白ひげ食堂)などについて調べてみました。

是非最後までご覧下さいね。

豚汁ラーメンはなぜ新潟が有名なの?

あっさりしているのにコクがあり、朝からでも食べられるご当地ラーメンとして大人気の豚汁ラーメン。

なぜ新潟県でよく食べられるようになったのか、その理由を調べてみたところ新潟県の気候や雪国であることが深く関係しているようです。

新潟県は豪雪地としても知られ、有名なスキー場が沢山ありますよね。

苗場スキー場上越国際スキー場妙高杉ノ原スキー場など上げたらキリがないほどです。

毎年冬になると多くのスキーヤーが訪れ、冷えた身体を温める食べ物として、現在の豚汁に近い料理(具だくさん味噌汁)が考案されたそうです。

その味噌汁がスキー場周辺の旅館や休憩所で広く食べられるようになり、「豚汁(とん汁)」という名に変えて上越地方全域の食堂に広がっていったことが始まりとのことです。

一説によると1980年頃に、豚汁にラーメンを入れた「とん汁ラーメン」が新潟県の食堂で生まれたとも言われています。

ちなみにですが、新潟県では豚汁を「スキー汁」とも呼びます

【関連記事】掛神淳の琴平荘(こんぴらそう)がヤバい!山形で超人気の旅館兼ラーメン屋



豚汁ラーメンの「たちばな」の魅力と美味しさ

白ひげ食堂

「とん汁たちばな」さんは昭和47年の創業当時から現在の場所(妙高市栗原2丁目)で営業しています。

妙高はねうまラインの「北新井駅」から徒歩で約20分くらいのところですね。

「とん汁たちばな」さん以外にも、妙高市内には「豚汁ラーメン」を提供するお店は何件もあるそうですが、ここまで大人気の豚汁ラーメンの魅力は何なのでしょうか?

松澤崇さん

従業員であり3代目候補の松澤さんによれば、決め手は「玉ねぎ(1杯に1個半使用)」「味噌ベースのスープと豚汁の割合」「ベースとなるスープを作ってから煮込む」の3つとのこと。

通常の豚汁は水を張ったお鍋にすべての具材を入れ、煮込んでから味噌や出汁で味付けをしますが、「とん汁たちばな」さんはその逆で、具材は後入れです。

今作り立てのものと、これまで継ぎ足しで提供していたとん汁をブレンドすることで「1日寝かせた」感もでるとのこと。

これで究極の豚汁が完成し、後は茹で上がった麺にかけるだけ!

調味料は味噌と塩の他に秘伝の出汁を加えますが、こちらは企業秘密なので当然ながら非公開(笑)

新潟県の玉ねぎの消費量がハンパない!

新潟県の玉ねぎの消費量は全国平均よりも上で、47都道府県中15位あたりです。

全国1位は北海道ですが、新潟県も年間1人あたり約25個程度食べている計算になります。

とん汁たちばなの評判と口コミ

これだけでもかなりの人気であることが分かりますね。

【関連記事】高桑絵美子(札幌ラーメン桑名)69歳でラーメン屋始めた?孫が助っ人!



豚汁ラーメンは滋賀県でも有名?

豚汁ラーメンは首都圏であれば鎌倉市の大船の有名なお店「石狩亭」でも食べられますが、関西圏になると滋賀県でよく食べられているようです。

有名なのが滋賀県高島市にある豚汁とおでんのお店「白ひげ食堂」です。

メニュー(一部)

こちらは通常の作り方で煮込んだ家庭風の豚汁を茹で上がった麺にかけるタイプの、非常にシンプルなラーメンで、しかもワンコイン(500円)で食べられるという魅力もあります。

白ひげ食堂の評判と口コミ

メニューもお店の構えも大衆食堂風な感じで、地元の方にも愛されている感じが伝わってきます。

【関連記事】大和イチロウ(やかん亭)はインスタントラーメンだけ?コンセプトがヤバイ



まとめ

日本では明治期以降に豚肉が食べられるようになりましたが、豚汁の発祥には諸説あるようですが、薩摩汁が豚汁の原型らしいですね。

雪の降る寒い日にも簡単に身体を暖められ、栄養もたくさん摂ることができる料理。

とん汁が名物となり古くから親しまれている新潟県や滋賀県では、ラーメンに豚汁をかけるという普通にありそうで実はあまり無いシンプルなラーメンがご当地名物になっています。

今後もまだまだご当地ラーメンブームは続きそうですね。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

コメント