自治会や町内会への参加が、若者を中心に年々減少傾向にあるようですね。
これは都心では最近始まったことではないので、特に違和感を覚えることはありません。
ですが、問題は地方や田舎でも顕著な現象になっており、日本の超高齢化社会では自治会やボランティアって重要ですよね?
でも、都内では自治会や町内会の解散が続出しており、地域によっては加入率が50%にも満たないところもあります。
今回は今の若者が自治会に入らない理由とそのデメリットとトラブル、自治会ってそもそも何してるのか、会費など気になることについて調べてみました!
是非最後までご覧下さいね。
自治会ってそもそもナニ?いつから始まったの?
隣組の配給所の様子(出典:昭和館pdf)
自治会ってそもそもどんな活動をしていて、いつ頃から始まった風習なのでしょうか?
調べてみたところ、戦前からの助け合いの精神から始まった日本的な文化のようですね。
「困ったときはお互い様」のような感覚でしょうか?
海外では「自治会」とか「町内会」に該当する言葉がないようですね。
地域生活のまとまりが日中戦争以降に整備されたのが町内会のはじまりです。
夏祭りから一斉清掃のお知らせまで、私たちの生活に密着している「町内会」。
<出典>アジア歴史資料センター
下は先日亡くなられた志村けんさんが在籍していたザ・ドリフターズのオープニングテーマでおなじみの、隣組の歌です。
ドドドリフの大爆笑♪
原曲は、とんとん、とんからりと〜 隣組〜♪
自治会に入らない理由とトラブルは?
時間あったら上の動画でもご覧になってみて下さい。
パラパラめくりの漫画仕立てなので楽しんでみることができると思いますよ。
まず、普段何気に生活している分には「自治会に参加していないデメリット」を感じることは少ないでしょう。
せいぜい、思いつくのは以下のようなものでしょうか?
No | トラブルの内容 |
1 | 時間が拘束される |
2 | 自治会費の支払いがある |
3 | プライバシーの問題がある |
4 | 地域のよっては共同のゴミ集積所を利用できない |
5 | 困ったときに町内の人に頼りにくい |
6 | 自治会主催のイベントに参加しづらい |
町内会抜けたい。
毎年の決算で幹部が飲み食い、旅行が主なんだよ。
災害時頼らないから抜けたいと管理会社に連絡したらNOを突きつけられた。これ、任意で入るものなんじゃないの?
で、コロナで回覧板要らないってのは対応可とか、馬鹿にしてんのかな。。#町内会費#自治会費 pic.twitter.com/fCL5ODtQbS— ももひきを履いたネコ (@momohiki_cat) August 8, 2020
自治会費を私用で使い込んでいるケースもチラホラ…苦笑
あと、自治会に入りたくない理由のワースト3を見てみましょう!
- 役員や担当の義務を押し付けられたくない
- 帰宅後や休日に面倒なことをしたくない
- そもそも近所付き合いが苦手
まぁ、どれもすぐに想像がつきそうな理由ですね…笑
理解できなくもないです。
では、私が考える自治会に参加するメリットを3つ列挙してみます。
- 積立費で取り付けた防犯カメラの情報(位置や個数など)を教えてもらえる
- SNS経由のジモティーではなく、リアルなジモティーが利用できる(直接無料でもらえる)
- 誰とでも挨拶をする習慣が身に付く
ありきたりな理由ではなく、少し変わったメリットをあげてみました。
でもこれらは実際の話なので、自治会に参加していればごく普通にあることです。
試しに参加をご検討されてみてはいかがですか?
自治会の会費はいくら?強制なの?
少し関係ないですが、皆さんは自治会に入ってますか?
入ってる方は自治会費は固定ですか?変動でもこれにいくら使ったなどわかるシステムですか?うちのとこは新興住宅地なんですが、自治会新しくできたけど会長が適当です…(道路族)#自治会費 #自治会
— RaCu (@RaCu69677735) June 10, 2020
自治会費の相場は一体どれくらいなのでしょうかね??
私の住んでいる地域は300円/月なので、年間3600円支払っていることになりますね。
となると、10年で36,000円と考えると意外と高いですかね?
各市町村のHPで確認したところ、大体200-300円くらいでした。
でも、前項で話したようなメリットとか恩恵を受けているのでヨシとしましょうか。
一方で高い地域もあるようで、月額2000円を超えることもあります。
町内会ごとに会費(月額)は大きく異なる。「301~500円」が44・2%と最多で、「101~300円」が29・8%で続く。「2001円以上」は1・2%、「無料(事業ごとに徴収)」も2・4%あった。
<出典>京都新聞
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まとめ
人付き合いが希薄になって以降、都心も田舎も自治会や町内会への参加は減ってきており、これまでの形式の自治会はもしかしたら姿を消すのかも知れません。
しかしながら、地震や暴風雨による被害など震災の多い日本においては防災費の積立で、破損した家屋や建物を修繕することもできます。
有事の際には普段の近所付き合いのお陰で助かったりと、メリットも多いと思われます。
昭和の文化やアナログを、十把一絡げに悪習とみなす最近の風潮もどうかと思いますが、要は効率と生産性だと思います。
悪習がなかなか滅びることがないこの日本ですが、今回ご紹介した自治会や町内会が今後どのように変わっていくのか、見守っていきたいと思います。
なお、私個人は自治会にも町内会にも積極的に参加していますよ!(笑)
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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