将棋のタイトルで賞金は幾ら貰えるの?序列と一覧が知りたい!

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藤井聡太七段という新たなスター棋士の登場で、いつになく将棋界が注目を浴びていますね。

史上最強棋士の羽生善治さん超えを果たした感のある藤井聡太七段。

当時、7つあった将棋のタイトルを総ナメにし、全タイトルにおいて「永世称号」を獲得している平成の怪物・羽生善治九段

羽生善治さんを九段と呼ぶのは何となくまだ違和感があるのですが、それはさておき。

将棋には現在8つのタイトルがあり、それぞれスポンサーや対局数、賞金額、格付けが異なります。

プロ棋士になるためのプロセスや条件女流棋士はプロ棋士なのか、お給料保険料・年金など何気に疑問に思うことについて調べてみました!

是非最後までご覧下さいね。

将棋のタイトルの一覧と主催者・スポンサーは?

将棋のタイトルは現在8つあります。

以下の表にまとめてみました。

タイトル 開始年度 主催 協賛
名人 1935年

1947年(順位戦)

朝日新聞

毎日新聞

大和証券グループ
王将 1951年 スポーツニッポン

毎日新聞

囲碁・将棋チャンネル
王位 1960年 新聞三社連合
棋聖 1962年

1995年

産経新聞 ヒューリック
棋王 1975年 共同通信
竜王 1983年 読売新聞 野村ホールディングス

東急

王座 1988年 日本経済新聞
叡王 2017年 日本将棋連盟 キリンビバレッジ

叡王戦のスポンサーとして2011年から長らく主催していましたが、2020年を最後にスポンサーを撤退するとの発表がありましたね。

しかしながら、別スポンサーによってタイトル戦は維持されるようです。

新聞社が主催者・スポンサーなのはなぜ?

一言で言うと、新聞の発行部数を伸ばす(定期購読者獲得)ために、将棋のタイトル戦を掲載していた名残です。

名人戦などのタイトル戦になると、7番勝負で「次の一手」を考える読者もいて、テレビや雑誌などでも特集されるため新聞のプロモーションにも繋がっていました。

しかしながら、ネット時代に突入し新聞で情報を得る人が減り、新聞の発行部数も減り続けています。

ドワンゴが叡王戦の主催をしているのも、新しい時代の幕開けとなるでしょう。

永世名人ってどんな称号?

関西将棋会館の永世名人掛け軸

「名人位」は現在8つあるタイトルの1つで、全タイトルの中でも最も歴史が古いタイトルです。

その名人位を「通算で5期獲得した棋士に与えられる称号」のことです。

そもそも、この名人位を5期獲得するどころか、名人への挑戦権を得るだけでも並大抵の苦労ではありません。

C2クラスからAクラス(10人)まで、実力に応じて5つにクラス分けされた最上位のAクラスで総当たり戦をして、最も多くの勝星を上げなければなりません。

Aクラスというのは、最強の棋士が集まるクラスで、見渡せば羽生さんや豊島さん、広瀬さんなどで、名だたる超一流棋士が揃っています。

想像しただけでも血の気が引きます。

ちなみに、永世名人称号を得ているのは以下の6人です

木村義雄(14世永世名人)

大山康晴(15世永世名人)

中原誠(16世永世名人)

谷川浩司(17世永世名人)

森内俊之(18世永世名人)

羽生善治(19世永世名人)

将棋のタイトルの序列と賞金額は?

将棋のタイトルの序列(格付け)は、そのタイトルの賞金額で決まります。

そのため、年度によって賞金額が変わることもあるため、序列(格付け)が変更されることもあります。

例えば、棋聖は長らく序列(格付け)が3位だったのが、2020年の時点では最下位の8位になっています。

逆に、序列(格付け)のトップは歴史の長い名人位と賞金額の多い竜王位です。

名人位と竜王位以外のタイトルに関しては、誤解を恐れずに言うならば「他はすべてドングリの背比べ」です。

将棋のタイトルの序列(格付け)と優勝賞金額を一覧にいたものが下の表になります。

歴史的に見ると、名人位が最高位のタイトルとする見方もありますし、棋士の中でも名人位を最高位と考える人もいます。

タイトル序列 賞金額
竜王 4400万円
名人 2250万円
叡王 2000万円
王位 1200万円
王座 800万円
棋王 900万円
王将 800万円
棋聖 700万円

将棋のタイトルホルダーが賞金を幾ら貰っているのか、非常に気になりますよね?

将棋連盟が公表している「獲得賞金・対局料ベスト10」によれば、2019年の1位は豊島将之 竜王・名人で、7157万円

以下、

2位 広瀬章人 八段 6984万円

3位 渡辺明 棋王・王将・棋聖 6514万円

4位 永瀬拓矢 叡王・王座 4678万円

5位 羽生善治 九段 3999万円

となっており、藤井七段2108万円(2018年は2031万円)だ。

<出典>Yahooニュース

将棋の棋士はどこから給料を貰うの?

将棋の棋士は対局すると、スポンサーになっている企業(新聞社等)から対局料が貰えます。

例えばトーナメント戦で、1回戦は30万円、勝ち上がって2回戦に進むと35万円、3回戦に進むと40万円など、賞金がアップします。

それに加えて、将棋棋士は講演イベント書籍出版コラム執筆など様々な収入源があります。

なので、年間の対局数が多く、対局以外のイベントの数も多くこなしている棋士は収入が高いということになります。

将棋の棋士は社会保険なの?年金は厚生年金?

将棋棋士は、2011年に日本将棋連盟が公益社団法人化されたことに伴い、社会保険と厚生年金は廃止されています。

そのため、棋士は国民年金と国民健康保険に加入しています。

あと、一般企業のような退職金制度もありませんが「功労金」という制度があります。



将棋の女流棋士はプロ棋士なの?

これまで、女性プロ棋士が誕生したことはありません。

最近引退されましたが、クイズ番組に出演されることの多い元女流棋士の竹俣紅さんや、少し古くなりますが林葉直子さん、清水市代さん、里見香奈さんらもプロ棋士ではありません。

林葉直子さん

清水市代さん

里見香奈さん

「女流棋士」がプロ棋士と混同されがちですが、プロ棋士になるためには「奨励会」という育成機関を突破して、段位四段に昇段する必要があります

これを達成できた女流棋士は未だ出てきていません

それくらい、この「奨励会」を突破するのは困難なことなのです。

それもそのはず。

全国から集まった将棋自慢のエリート同士が対局して、ぶっちぎりの好成績をあげなければならないのです。

県大会優勝とか地区大会優勝レベルでは到底太刀打ちできないほどの激戦区です。

そこを勝ち上がって、頂点に上り詰めているのがAクラスの棋士だったり、藤井聡太七段などのタイトルホルダーたちです。



まとめ

藤井聡太ブームで盛り上がる将棋界とテレビなどのメディアですが、藤井聡太さんや羽生善治さん、加藤一二三さんなど、顔と名前が一致する有名棋士が増えてきたと思います。

しかしながら、一方では将棋のルールや仕組み、タイトルが何なのかが分からない人も多いかと思います。

「お給料はどう言う仕組みなの?」とか「年金は?」とか「そもそもタイトルって何?」など、素朴な疑問について説明してみました。

将棋はMLBなどの野球で活躍するダルビッシュ投手や田中将大投手のように、年間数十億円の年収を稼ぐことはできません。

しかしながら、70歳過ぎても現役でお金を稼ぐことのできる稀有な商売でもあります。

つい先日、将棋界最高齢の桐山清澄九段が規定により順位戦を引退しました。

御年、73歳。

まだ竜王戦に残っているので、対局すれば対局料が貰うことができるのです。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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