四宮正貴は聖徳太子を知らない?人格破綻で日本中を震撼させた男

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四宮正貴(しのみや まさき)さんという方をご存知でしょうか?

田原総一朗さんの「聖徳太子知らない?」の一言により、朝まで生テレビ(通称、朝生)でガチ切れしたパネリストです。

人格破綻とまで言われ、一瞬にして理性を失い、ヤバいくらい切れて深夜の2時に日本中を震撼させた超有名人。

しばらく闘病中でしたが、残念なことに2021年4月に死去されました。

朝生そのものが「生放送」ではなくなり、論客もショボくなり、常連パネリストの訃報も多く、一つの時代が終わりましたね。

そんな2021年の夏の終わりとともに、四宮正貴さんの人格破綻右翼という噂一水会などについて調べてみました。

是非最後までご覧下さいね。

四宮正貴は人格破綻している?

怪我の功名ではないですが、朝生ガチ切れ事件がきっけとなり、四宮正貴さんの知名度と人気は急上昇しました。

とは言え、ご存知ない方もおられるかも知れませんね。

下が四宮さんの伝説のガチ切れシーンです。

四宮正貴さんは、生前は四宮政治文化研究所を主催しており、新聞記者やフリーライターも経験されています。

著作も多数ありますので、当然ながら聖徳太子を知らないということは有り得ません。

また、人格破綻については朝生の事件で初めて田原総一朗さんの口から出た言葉だと思われます。

田原さんの挑発に簡単に乗る様子を見ると、単純に導火線の短い人だろうと推察されます。

念の為、ご本人の後日談を掲載しておきます。

どうしたわけか「朝生」における民族派の席は何時も末席です。

従って、一番発言の多い田原氏やその両隣りに坐っている人々に対して、小生が意見を述べたり反論しようとすると、相手に聞こえないといけないと思い、ついつい大きな声になってしまいます。

「四宮氏はテレビで怒鳴りまくった」と言う人がいますが決してそういうわけではありません。

ともかく多くの方々にご覧になって頂き、御激励や御忠告を頂きましたことに衷心より感謝申し上げます。

最後に一言、小生は生活破綻も人格破綻もしておりませんのでご安心下さいませ

<出典>:80年代後半~90年代前半を回顧するブログ

四宮正貴のプロフィール

簡単にプロフィールをご紹介しておきます。

四宮さんは、1947年(S22年)3月17日生まれで東京都文京区の出身、享年74歳

1969年(S44年)に二松学舎大学の文学部を卒業しています。

大学卒業後、7年ほど二松学舎大学の図書館司書をしながら国文科研究室の助手も兼務していたようですね。

家族についてですが、ご遺体を発見したのは四宮さんの妹さんで、親族だけによる密葬が行われました。

親族は妹さんと甥が2人とのことから、四宮さんは恐らく独身だったと思われます。

死因は脳溢血疾患とのこと。

亡くなられたのは2021年4月4日ですが、一人住まいのため発見されたのがその2日後だったそうです。

蛇足ですが、四宮さんと同じ二松学舎大学の卒業生には、コメディアンの荒井注(故人)さんがいます。

荒井注さん(Wikipediaより)

四宮正貴ガチ切れのときの朝生パネリスト

2004年(H16年)6月26日の「徹底討論! 皇室とニッポン!」というお題で議論した回です。

こうしてみると、まだ「朝生」っぽいメンツな気がします。

司会 田原 総一朗
進行 長野 智子、渡辺 宜嗣
パネリスト 猪瀬 直樹(作家、東京大学客員教授)
笠原 英彦(慶応大学教授)
工藤 雪枝(拓殖大学客員教授、ジャーナリスト)
小林 よしのり(漫画家)
小宮山 洋子(民主党・衆議院議員、「次の内閣」法務大臣)
四宮 正貴(著述家、四宮政治文化研究所代表)
高橋 紘 (静岡福祉大学教授)
遙 洋子 (タレント、作家)
宮崎 哲弥(評論家)
森岡 正宏(自民党・衆議院議員)
八木 秀次(高崎経済大学助教授)

四宮さんが怒鳴っていたのを冷静にたしなめていたのは、上記パネリストの小宮山洋子さんでした。

小宮山洋子さん

個人的には、2018年、朝生の常連だった西部邁(にしべすすむ)さんの入水自殺の報道は今でも忘れられません。

合掌。



四宮正貴は右翼なのか?

四宮さんは右翼思想を持っているのは間違いありませんが、街宣右翼とかネトウヨのような活動はしていません。

神道を軸とした国文学系の研究者であり、思想的には保守派のため、右翼関係者というイメージが定着したと想像しています。

また、四宮さんは先述した通り四宮政治文化研究所の代表を務めるかたわら、一水会(いっすいかい)の常任顧問でもありました。

四宮政治文化研究所は、その一水会の流れを汲む団体でもあります。



一水会とは?

一水会は、1970年(S47年)5月30日に結成された民族思想・日本愛国者団体です。

三島由紀夫の思想がベースとなっており、会の名前は「月に一回、第一水曜日勉強会」から命名されています。

いまでも毎月一回、講師を招いて勉強会を行っており、会員は月刊誌の購読やフォーラム後の懇談会に参加できます。

Wikipediaによれば、2015年には「右翼団体」という名前で呼ぶことを止める宣言をしているそうです。

ということは、もともとは右翼団体という認識だったと理解して良さそうです。



まとめ

四宮さんですが、漫画家の小林よりのりさんに「公憤や義憤はいいが、私的なことで腹を立ててはいけない」と注意されていました。

割とヒートアップする人が多い番組でしたが、怒髪天を衝くを地で行く人は殆ど見かけたことがありません。

番組終了後、各方面からいろいろなご意見やご批判を頂いたとのことです。

この回以降、四宮さんは恐らく朝生にはご出演されていないと思われます。

名物パネラーの面影を偲びつつ、あらためてご冥福をお祈りいたします。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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