煮干しラーメンの発祥は青森!津軽ラーメンの元祖のお店はどこ?

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東北以西ではあまり見かけることのない煮干しラーメンですが、発祥は青森県の津軽地方です。

諸説あるそうですが、青森県が発祥というのはほぼ定説となっています。

今日本は空前のラーメンブームで、その中でも青森県は中華麺の消費量が全国上位。

今回はあまり馴染みのない、青森の津軽ラーメンを取り上げてみたいと思います。

煮干しラーメンの発祥元祖はどこなのか、オススメ店などを調べてみました。

※どれが美味しい等のランキングは付けていません!

是非最後までご覧下さいね。

煮干しラーメン発祥は青森・弘前だった!

片口鰯の煮干し

冒頭でも触れましたが、「煮干しラーメン」の発祥とかルーツには諸説あります

実際、青森・津軽地方ではないという言説・異論も見かけますので。

本ブログでは、これまでの定説に従って「青森・津軽地方がルーツ」という立場で記事を書くことを予め申し上げておきます。

それでは、早速ですが「津軽ラーメンガイドブック」の内容をベースに、煮干しラーメンの魅力について書いてみたいと思います。

煮干しラーメンはなぜ青森・津軽地方が発祥なのか?

東北地方に行くと、例えば仙台・盛岡・秋田などのラーメン屋で提供されるラーメンは鶏ガラとか昆布などのオーソドックスな出汁が多い印象です。

でも青森県、とりわけ弘前市や青森市などの津軽地方に行くと、煮干し出汁が多くなります。

なぜでしょうね?

津軽地方(国土交通省より引用)

津軽地方のそば屋や食堂でも焼き干しは出汁として使われており、中華麺が外国から伝わり、この津軽でも食べられ出した大正、昭和に、出汁として一般的に使われていた焼き干しでとられたスープが中華麺と組み合わされ、現在の津軽ラーメンに至ったのではないかと言われています。

<出典>:青森のうまいものたち

日常的に食べていた食事の出汁として使用されていた煮干しが、そのままラーメンの出汁としても使われるようになった、ということらしいです。

あとスープは2種類に分かれます(大きく分けて、ですが)。

  1. 透き通ったスープ」(煮干しの風味が感じられる)
  2. ドロっとした濃厚スープ」(煮干し+鶏ガラ・豚骨)



煮干しラーメンの元祖はどこ?

元祖とか本家のような称号や冠は、名乗ってしまったモン勝ちの要素が強いので、本記事では創業年数や自分の好みでピックアップしました。

青森市

まるかいラーメン

まずは、昭和31年創業の「まるかいラーメン」さんです。

なんと66年の歴史。

地元民によると、青森市のラーメン屋では知らない人はいないくらい有名らしいです。

外観

ラーメン(中)

上の画像(外観)の左に写っている三角形の建物は、アスパム(青森観光物産館)で、右の建物が「まるかいラーメン」さんです。

お店の建物は数年前に改修して新しくなったようですね。

メニューは、醤油ラーメン(大)と(中)と、おにぎりが数種あるのみ。

スープは「透き通ったスープ」です。

中華そば ひらこ屋

次は、平成8年創業の「中華そば ひらこ屋」さんです。

外観

こいくち(中)

まるかいラーメンさんと比較すると、メニューはたくさんありますね。

①あっさり②こいくち③にぼダク④せあぶら⑤バラそば、の5種類から選んで自分好みのトッピングを乗せるタイプ。

弘前市

たかはし中華そば

弘前は、やっぱり「たかはし中華そば」さんでしょうか。

昭和57年創業で39年の歴史。

外観

チャーシューメン(中)

たかはし中華そばさんもメニューは少なく、中華そば(並)(大盛)とチャーシューメン(並)(大盛)の他、ざる蕎麦とライスがある程度。

スープは「透き通ったスープ」です。

八戸市

中華そば まる井

八戸市にある「中華そば まる井」さんです。

創業は2016年1月と、比較的新しく地元民の評判も上々です。

外観

中華そば(並)

メニューは、中華そば・こく煮干し中華・背脂煮干し、の3種類がベースになっています。

他にはトッピングやライスなど。

スープは「透き通ったスープ」と「ドロっとした濃厚スープ」の2種類です。

関東圏で煮干しラーメンが食べられるお店は?

中華ソバ鳴門

東京都内ではなく、埼玉県川口市にある隠れた名店をご紹介します。

中華ソバ鳴門」さんです。

JR川口駅もしくは埼玉高速鉄道「川口元郷」から徒歩20分くらいの場所にあります。

中華ソバ鳴門さん外観

中華ソバ塩(並)

中華ソバ鳴門さんも、ラーメンは醤油と塩のみ。

つけ麺もありますが、スープは同じです。

スープは「透き通ったスープ」です。

今どき珍しく、ラーメン作りには頑固で一定のポリシーを持ってお店を営んでいる店主がいます。

※人によっては癖の強い店主に感じるかも知れません 笑

店主のイラスト

個人的には、超有名店や都内一等地で経営しているようなラーメン店より、田舎でひっそり営業している店が好きです。

また、カップ麺が製造されるほど有名なお店になってしまうと、逆にお店に対して興味を失せてしまう性格です。

なので、敢えて鳴門さんをご紹介してみました。

知っている人が知っている、程度が良いですね。

それでも、鳴門さんの店内を見渡すとMAX鈴木さん(大食い)田中一明さん(ラーメン官僚)が来店しているので結構な有名店ですよ。

こちらは昨年から更新されていないようですが、中華ソバ鳴門店主のアメブロです。

限定中華とかきまぐれメニューなどの告知が時々あります。



煮干しラーメンは苦手な人が多い?

ラーメン凪さんの看板

背脂系や激辛系が苦手な方がいるのと同様、煮干しラーメンも苦手な方は多いです。

原因は煮干しの独特な臭みと苦味・エグ味

下はたまたま見つけて面白かったので引用させていただきました。

慶應義塾大の学生さんが書いた、学生生協への要望メモと思われます。



まとめ

今回は突然でしたが、自分の好きな煮干しラーメンについて書いてみました。

記事の中でご紹介したラーメン店は、もちろん全て自分で食べたことのあるお店ばかりです。

味の好みはどうやっても個人の主観が強く、一概にどれが美味しいかという判断は難しいと思います。

SNSであらゆる情報が瞬時に手に入る時代になりました。

食のプロとかラーメン評論家のランキング上位のお店が美味しくなかった経験をした人も多いと思います。

口コミに惑わされず、まずは自分で食べてみることですかね?

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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