一週間(ロシア民謡)の歌詞の意味は?モデルは誰で何をしている?

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一週間」というタイトルのロシア民謡をご存知でしょうか?

意味の分からない歌詞が続く謎だらけの歌です。

誰でも一度は耳にしたことがあるはず。

「日曜日に市場へでかけ、(中略)テュラテュラテュラテュラ・・」という歌です。

曲も歌詞も幼い頃から謎に思っていました。

最近TVで流れていたこの曲を聴いて、また幼い頃の疑問が復活。

そこでこの曲の歌詞の意味モデルは誰なのか、一週間何をしているのか、謎をまるっと調べました。

是非最後までご覧下さいね。

一週間の歌詞の意味

調べてみたら以下の5つのことが分かりました。

  1.  モデルは田舎に住む若い女性
  2.  毎日忙しく働いている
  3.  日本ではボニージャックスが歌っている
  4.  1900年前後のロシアが背景
  5.  原曲は明るい曲調でアップテンポ

そう言われても、この人は暇な一週間を過ごしていますよね?

では何故忙しく毎日働いている歌なのに、呑気な感じがするのでしょうか?

それは、原文を日本語に訳す際に問題があったからです。

というのも、歌なので「歌詞の長さ」とか「リズム」が重要ですよね。

そのため、肝心な部分が省略されたことが歌の意味が伝わらない原因

これについては後述します。

一週間の歌詞全文

日曜日に市場へ出かけ

糸と麻(あさ)を買ってきた

テュラテュラ・・・(省略)

月曜日にお風呂を焚いて

火曜日にお風呂にはいり

テュラテュラ・・・(省略)

水曜日にあのこと逢って

木曜日は送って行った

テュラテュラ・・・(省略)

金曜日は糸巻きもせず

土曜日はおしゃべりばかり

テュラテュラ・・・(省略)

恋人よこれが私の

一週間の仕事です

テュラテュラの意味は?

テュラ

テュラというのはロシアの家庭料理で塩味スープのこと。

ただし、この曲で使われているテュラテュラは伴奏のようなもので、特に意味はありません。

「La La La…」とか「ルルル」みたいなものですね。

原曲のロシア語でこの曲を聴いても「テュラテュラ・・・」と歌ってます。

ロシア語での一週間を聴いて見て下さい。

日本語バージョンの暗いイメージとは全然違って、明るく楽しい印象です。

こうなると歌として別物!



一週間を正しく解釈すると?

この曲は「恋人と会うのを楽しみにしている女の子」が主人公。

その女の子が一生懸命仕事をしながら一週間を過ごす、というのがこの曲の背景です。

この子の仕事は、今で言うところの「紡績業」とか「製糸業」でしょうか(?)。

まず一週間の始まりの日曜日に遠出をし、街の市場まで行って「麻綿」を購入します。

紡(つむ)いだ糸とか繊維を問屋に卸して生活費を得ていたのでしょう。

そして最大の疑問であるお風呂ですが、当時のロシアの蒸し風呂(バーニャ)は屋外にありました。

バーニャ(ロシアの蒸し風呂)

一年中気温が低く寒いロシアで、薪の火でお風呂を沸かすのは1日がかり

そのため、お風呂を沸かして入るのは翌日になります。

それくらい風呂焚きには時間が掛かったようです。

そして水曜日には、待望の恋人が遊びに来て一泊し、翌日の朝(木曜日)に送って行きます。

もちろん、空いている時間(日曜から木曜)は糸を紡ぐ仕事は継続

金曜日は唯一の休日のため、糸を紡ぐ仕事はしません。

土曜日は先祖供養のため、家族みんなで祈りを捧げながら糸を紡ぐ一日。

省略せずに訳すと?

はしょられた箇所も追加して訳してみると以下のようになります。

(日曜日)街の市場へ出掛けて、糸と麻を買って来た。

(月曜日)お風呂に火をつけて炊いた(でも、お湯が沸くまで時間が掛かるので入るのは明日)

(火曜日)お湯が沸いたのでお風呂に入った(明日は恋人に会う日)。

(水曜日)愛しい恋人が訪ねて来て会った。

(木曜日)愛しい恋人を見送った。

(金曜日)今日は休日なので、糸紡ぎの仕事は一切しない。

(土曜日)皆で談笑しながら亡くなった人を供養。

(最後)これが私の一週間。

こうしてみると、今まで謎だった歌詞の意味がやっと腑(ふ)に落ちた気がします。

なるほど、と思いますね。



ボニージャックスはどんなグループ?

ボニー・ジャックス

ボニージャックスとは1958年に結成された男性4人のボーカルグループです。

ダークダックスデュークエイセスと同じ形態のグループ。

3グループ共同でのコンサートも開催していました。

でも、2016年にダーク・ダックスが解散、翌17年にはデューク・エイセスが解散

現役はボニー・ジャックスのみです。

ダーク・ダックス

デューク・エイセス

ボニー・ジャックスは紅白歌合戦に3年連続で出場しています。

1963年から1965年にかけての3年間です。

歌った曲は、63年が「一週間」、64年が「幸せなら手を叩こう」、65年が「手のひらを太陽に」。

初期メンバーのうち1名が他界され、現在は3名で活動中です。

2021年9月2日、西脇久夫さんの訃報がありましたね。

「ボニージャックス」でトップテナーを務めた歌手西脇久夫(にしわき・ひさお)さんが8月30日午前8時50分、肺がんのため、都内の病院で亡くなった。85歳。

<出典>:日刊スポーツ(2021年9月2日)

ボニー・ジャックスが63年に紅白初出場のときに歌った「一週間」です。



まとめ

今回調べてみて、ようやく長年の謎が解けた気がしました。

字面通りだと何のことやら意味が分かりませんが、背景が分かると納得ですね。

あまり興味無かった方もここまで読んで頂いて本当に感謝です。

個人的な疑問で調べたことですが、スッキリしました。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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