海上の警察機関である海上保安庁に、2018年女性初のパイロット機長が誕生しました。
海猿という連載漫画を読んだり実写版のテレビドラマを観たりして、海上保安庁に憧れた人も決して少なくはないと思います。
今回は海難事故に欠かせない海上保安庁で、唯一女性パイロットとして活躍する福田由香里さんを取り上げてみたいと思います。
福田さんの年齢やご出身・ご結婚について調べつつ、海上保安庁の任務と操縦するヘリコプターについても解説してみました。
是非最後までご覧下さいね。
福田由香里の年齢や出身、プロフィールについて
福田由香里さんのプロフィールを簡単に確認しておきましょう。
・本名:福田由香里(ふくだゆかり)
・生年月日:1982年9月17日(37歳)
・出身地:石川県金沢市
・所属:第三管区海上保安本部羽田航空基地
福田由香里さんは海上保安庁所属の「公務員」なのであまり情報がありません。
ご結婚されているかどうかに関しても情報は見つかりませんでした。
ご出身は石川県金沢市です。
福田さんは学生の頃、一般企業の入社試験も受けながら海上保安庁への配属を希望しつつ公務員試験を受けていたようです。
福田さんの「これまでのフライトで100点満点と感じたフライトは一度もない」と毅然とした表情で答えるその表情からは、海上保安庁の隊員としての責任感が強く感じられますね。
福田由香里の任務とヘリコプターの操縦技術は?
福田由香里さんの任務については、福田さんご自身が「海上保安庁レポート2011」にてコメントされていますのでご紹介します。
私は副操縦員としてヘリコプターに搭乗しています。業務は航空機を使ったあらゆる海上保安業務です。海上のパトロールや船からの吊り上げ救助のほか、密漁取締の一端を担ったり、沿岸にゴミが落ちていないかを調べる環境保全活動を行ったりします。また、訓練も重要な業務です。航空機乗組員は、全国各地への転勤となるので、地方ごとの特色を体験することができます。同じ日本といえども北と南では食文化や言葉が異なっており、それぞれの勤務地でたくさんの発見があります。
<出典>海上保安庁レポート2011、仙台航空基地 飛行士 福田 由香里(平成18年 海上保安学校卒)
簡単に言うと、海難事故に遭った人の救護活動(上空からのロープでの吊り上げ)です。
船が遭難したときなどにヘリコプターから隊員が下りて行って、抱きかかえて救護するというものです。
快晴のときでも海の上空は強風なので、ヘリコプターの操縦は容易ではないことは想像できますね。
福田さんたちは悪天候の中で、遭難者の上空にピンポイントでヘリコプターを止めて救護を行わなければならなりません。
またヘリコプターのプロペラが発する強風を遭難者に当てないような技術も必要になります。
これがいかに至難の業であるか想像に難くないでしょう。
海上保安庁のヘリの機長を任せられるだけのテクニックが備わっていることの証明ですね。
福田由香里が乗るヘリコプターは何?
福田由香里さんが乗るヘリコプターが乗るヘリコプターのモデルとタイプをご紹介します。
「H255 スーパーピューマ」というモデルで、Airbus Helicopters製のものです。
日本ではエアバス・ヘリコプターズ・ジャパンが輸入販売を行っています。
福田由香里さんがヘリコプターに乗り込むシーンと重ねて確認してみましたが、このタイプに間違いないですね。
90年代後半あたりに製造されたユーロコプターがプロトタイプになっています。
30人近く乗員でき、機体も丈夫なので確かに海難事故で出動するヘリコプターとしては最適だと思われます。
なんか、普通にカッコイイ!!
まとめ
海上保安庁といえば、ニュースでは領海侵犯や不審船などで出動しているシーンをよく見かけますね。
放水で追い払うシーンとか。
それにしても海上保安庁の人たちは難儀な仕事をされてるなぁ、と見ていてつくづく感じます。
海保はもとより、福田由香里さんの凄さとH255スーパーピューマのカッコよさに惚れました。
日本海上空に日の丸のヘリコプターが飛んでいるのを見ると「海ゆかば」を思い浮かべてしまいましたが、話が逸れるのでここまでにしておきます。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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