2015年に千葉県の銚子港から、謎の米国人女性が手漕ぎボートで太平洋を渡ってロサンゼルスに出航しました。
予定では5~6か月でロサンゼルスに到着するはずでした。
航行距離はざっと見積もっても約9600kmほどで、北海道最北端「宗谷岬」から鹿児島最南端「佐多岬」までの約1800kmを3往復する距離になります。
しかも手濃きボートなのでかなりヤバいチャレンジでした。
約5年ほど前のことなので記憶に残っている人もいるかも知れませんが、ソーニャさんの職業(仕事)や目的、現在は何をしているのか、手漕ぎボートに拘る理由などを調べてみました!
是非最後までご覧下さいね。
ソーニャバウムスタインの職業(仕事)やプロフィール
ソーニャさんの経歴についてはあまり情報がありませんが、のLinkedin(SNS)をみつけたので調べて分かった範囲でご紹介しますね。
ソーニャ・バウムスタイン(Sonya Baumstein)さんは米国フロリダ州オーランド生まれの35歳(1985年(昭和60年)4月22日)の女性です。
表向きの(?)の仕事はシチズンサイエンティスト(citizen scientist)であり、食料品関連(Food Preparation and Serving Related Occupations)の仕事に携わっておられるようです。
ご自身のことを「情熱的な女性冒険家/探検家(Passionate, female adventurer/explorer)」とも仰っています。
大学は以下の2校で中国語と中国芸術史、非営利の緊急と災害管理について研究されたようです。
1.ウィスコンシン大学マジソン校(2003-2007)Bachelor of Arts, Chinese Language and Art History
2.セントラルフロリダ大学(2008-2009)Masters, Nonprofit Management and Emergency and Disaster
●「Goodman IMEs, S.C.」 (Oct.2004ーMay.2007)
●「Heart of Florida United Way」(Nov 2007 – May 2008)
●「The Jewish Community Center of Central Florida」(Dec 2007 – Sep 2008)
●「City of Casselberry」(Sep 2008 – Oct 2008)
●「Community Service Center of Central Florida」(Sep 2007 – May 2009)
在学中から民間団体(?)でも活動されておられたようですね。
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ソーニャバウムスタインが航海をした目的や理由は?
ソーニャさんを詳しく調べてみると、手漕ぎボートでの航海に拘るのは「ご自身がボートの開発にも携わっているから」なのかも知れません。
というのも、ソーニャさんのチームが開発したボートで太平洋航海を何度も試みている理由は、ソーニャチーム開発したボートの性能や耐久性、欠陥などのデータを集める目的ではないでしょうか?
The funniest thing about the composites business is the product marketing, as I’m sure it is with every industry. (中略)I know this stuff because I build and sell boats (and lean heavily on the engineers that work with us).
話をソーニャさんの航海に戻しますが、ソーニャさんの計画は以下の通りでした。
- ボートは手漕ぎボート
- 1日あたり16時間こぐ
- 航海に備えて20kg増量した(ダイエット目的とか言われてましたね…。)
船につぎ込んだものは以下の通り。
- 6つのオール
- 900の脱水食
- 180のドリンクサプリメント
- 60リットルの予備水と2つの脱塩機
- 20袋の衣類
結果は6/3に出発し、6/13に救助されています。
専門家の見立てによると「ソーニャさんはカヤックでの短距離の航海経験はあるが今回が初めて。SOSを発した地点も救助された場所も波は荒れていないし、船体も無キズだった。黒潮を越えられず北方に流される恐怖に負けたのだろう。」
救助された場所は福島県いわきの沖合い約250kmの海上で「波が荒れてこれ以上進めない」という理由での無念のギブアップでした。
太平洋横断に成功した人はいるの?
ジョン・ビーデン
英国人冒険家「ジョン・ビーデン(男性)」(当時53歳)が成功しています。
2015年6月1日に、米西海岸のサンフランシスコを全長6メートルの手こぎボートで出発しました。
209日後の27日、現地時間の午前10時ごろ、オーストラリア北東部の都市ケアンズに到着。
ケアンズでは、カナダ人の妻シェリルさんと10代の娘2人に迎えられたそうです。
大西洋横断に成功した人はいるの?
パケット・ミレーヌ
カナダ人冒険家「ミレーヌ・パケット(女性)」(当時35歳)が成功しています。
パケットさんは2013年7月にカナダのハリファクスを出航し、エンジンや帆に一切頼らない約5000キロの航海に出たました。
当初は9月中旬の到着を予定していましたが、悪天候で当初よりも大幅に遅れたそうです。
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ソーニャバウムスタインの将来の夢と成し遂げたい事業は?
遊びや興味本位でボートでの航海をしている訳ではないことは明らかですが、ご本人が明確に語っていないので想像になってしまいます。
米国人はかなり起業志向の強い国で、そのような環境で生まれ育ったソーニャさんも同様の将来設計をされていると思われます。
何度もボートを改良して、太平洋の横断にチャレンジしているのは船舶やボートの開発のような会社を立ち上げようと考えているのかと思いましたが、これは本放送を待たなければなりませんね。
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まとめ
ソーニャさんが銚子港からアメリカに向けて出航した当時は「なんて人騒がせな!」という批判が多かったと記憶しています。
しかしながら、実際詳しく調べてみるとビジネスとしても研究としても重要な課題に取り組んでおられることが分かりました。
結果的にはソーニャさんのチャレンジは失敗に終わり、海上保安庁に救助されましたが、この救助費用を巡っても、費用は0なので無謀な試みは止めて欲しいという論調でした。
しかしながら、夢とビジネスの成功に向けて頑張っているソーニャさんを応援したいと感じましたね。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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