ルイスネリの戦績と強さは現在も通用するか?復帰できた理由がヤバい!

ボクシング

体重超過やドーピング問題でWBCから制裁を受けていたルイス・ネリ(Luis Nery)の復帰が決まりました。

確信犯的に体重をオーバーした状態で山中慎介を二度も破り、引退に追い込んだ張本人ですね。

ルイスネリは日本国内でもかなり評判が悪く、いつも冷静で紳士的な井上尚弥までもが批判するほどの人物。

しかしながら、未だ無敗の実力とKO率の高さには一定の評価があるのも事実。

実際、海外ではルイスネリのどのように評価されているのでしょうか?

ルイスネリの次戦の対戦相手の情報や、何故すんなりと復帰することができなのかという疑問について調べてみました!

是非最後までご覧下さいね。

ルイスネリの戦績と強さは健在?

下の動画はルイスネリvsファン・カルロス・パヤノの試合のダイジェストです。

ネリがパヤノを左ボディ一撃でKO勝利を飾りました。

冒頭でも書きましたが、ルイスネリは未だに無敗です。

昨年の7月に、井上尚弥とも対戦経験のあるもとWBA世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(Juan Carlos Payano)にKO勝利を収めていますね。

戦績は30戦30勝(24KO)無敗で、現在まだ25歳

山中慎介も苦戦しながらもやっとの思いで倒したアンセルモ・モレノ(Anselmo Moreno)にも勝利しているルイスネリは普通に強いですよ。

パンチ力も動体視力も試合勘も衰えていないと考えて良いでしょうね。

つまり、今でもかなりの強さを維持していると思われます。

ルイスネリはなぜ体重超過するの?意図的なのか?

これについては推測や憶測でしかありません。

ルイスネリはメキシカンですが、メキシカンには試合を有利に進めるために敢えて体重超過を犯す確信犯もいます。

選手の名前は伏せておきますが。

身長や骨格で劣るルイスネリが、一周り体格の大きな山中慎介をKOしたのは記憶に新しいですよね。

それだけ、体重が数kgでもパンチ力が強くなることは実証済みです。

エマヌエル・ロドリゲス(Emmanuel Rodríguez)戦でも体重超過し、与えられた時間内に減量を試みなかったルイスネリはほぼ確信犯と見てよいでしょう。

かなりの常習犯です!

ドーピング検査はすり抜けられる?

検査は行われているはずですが、ひょっとしたらザルなのかも知れません。

選手本人から検体を入手し、ドーピング反応を確認しているはずですが、ネリ陣営は食事で食べた牛肉から摂取したと思われると主張。

にわかに信じがたい主張ですが、ルイスネリが故意にドーピングを使用したかどうかまでは判断できず。

但し、陽性反応を示したことで処分が決まりました。

アンチ・ドーピング機構について

JADA(Japan Anti-Doping Agency)…日本アンチ・ドーピング機構

USADA(US Anti-Doping Agency)…米国アンチ・ドーピング機構

WADA(World Anti-Doping Agency)…世界アンチ・ドーピング機構

VADA(Voluntary Anti-Doping Association)…ボランタリー・アンチ・ドーピング協会

WBAとWBCが採用しているのはVADA(ボランタリー・アンチ・ドーピング協会)です。

もともとJBCはドーピング検査をしてないか、もしくは非常に緩いものだったようです。

検査料が高いからという理由で、厳密なドーピング検査は実施されていませんでしたが、現在は少しはまともになったと言われています。



ルイスネリはなぜ復帰できたのか?追放されたはずでは?

一言で言えば、ルイスネリの強さと話題性、未だ無敗という申し分のないキャリアはまだまだ稼げると考えるプロモーターがいるからでしょう。

WBCのスライマン会長もルイスネリに失望し、一度はWBCのランキングからの除外を決めました。

しかしながら、それから4か月後の現在はスーパーバンタム級の2位にランクインする謎の大甘処分。

現在はWBAでも世界ランキング2位にランクインしています。

やはり、ルイスネリの商品価値はまだまだあるという判断なのでしょうね。



【関連記事】ルイスネリがガチで強い3つの理由とは?井上尚弥との比較

ルイスネリ次戦の相手のアーロンアラメダは強い?戦績は?

3月28日にラスベガスのパーク・シアターで復帰戦が行われることが正式に決定しました。
対戦相手はアーロン・アラメダ(Aaron Alameda)という同じメキシコ出身の26歳で、WBC世界ランキング12位の選手です。

戦績は25戦25勝(13KO)無敗

身長168cmでサウスポー、13歳のときにボクシングを始めメキシコを代表する多くの国際トーナメントでの試合経験があるようです。

動画を見る限り距離を取りストレート系の技巧派ボクサーファイターで、これまでの対戦相手には強豪がいないため、ネリとの試合はネリの完勝と予想されます。


勝てばWBC世界スーパーバンタム級王者のレイ・バルガスへの挑戦権を得られるという規定路線。

レイ・バルガスとはどんな選手?

ご存知の通り、レイ・バルガスは亀田和毅(亀田家三男坊)に3-0の大差の判定で勝利した塩漬け名人。

戦績は34戦34勝(22KO)無敗で、2016年には日本でもお馴染みのアレクサンドル・ムニョスにもTKO勝ちを収めている実力者です。

こちらはロマチェンコさんとのツーショット。



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まとめ

ボクシング界の問題児・ルイスネリの現在の様子や次戦の相手などを確認してみましたが、井上尚弥はこの男との対戦は避けるべきでしょう。

フェアプレー精神が微塵も感じられず、むしろ再犯の可能性濃厚な気がします。

しかしながら、不正をしないことを美徳とする日本人があまりにもイノセント過ぎると考える国もあるでしょうね。

勝ったもん勝ちとか、バレなきゃ結果オーライ的な。

貧しい家庭に育ち、綺麗事は言ってられず一攫千金を狙わざるを得ない境遇の選手であることも理解しています。

それでも純粋にボクシングを愛する立場からすると、日本の至宝である井上尚弥がこのような男に壊されて欲しくないです。

これは多くのボクシングファンの本心を代弁していると思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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