東京五輪・ボクシング男子ウエルター級の出場権をかけて、遅咲きの天才サウスポー・岡澤セオンが、アジア・オセアニア予選に出場します。
昨年の4月には国際大会に初出場し、アジア選手権で銀メダルを獲得するなど、日本ボクシング連盟の発表では日本人としては36年ぶりの快挙でした。
そんな岡澤セオンの出身や国籍・プロフィールなどを中心に、岡澤のボクシングの特徴やスタイル、東京五輪でのメダル獲得の可能性について調べてみました。
是非最後までご覧下さいね。
岡澤セオンの出身や国籍・プロフィールについて
岡沢セオンは、ガーナ人の父親と山形県出身の母親の間に生まれたハーフで、国籍は日本です。
年齢は1995年12月21日生まれの24歳で、アマチュアボクサーとしてはかなり遅咲きですね。
母親が山形県出身もあって、岡澤セオンも山形県内の高校(日本大学山形高校)から中央大学へ進学しています。
日大山形というと高校野球のイメージが強いですが、岡澤は高校入学とともにボクシング部に入部したとのこと。
小学1年から中学3年までの9年間はレスリングで体を鍛えたそうです。
岡澤セオンがボクシングを始めたきっかけは?
これについては、何とも面白いエピソードがあります。
高校の入学式のときに短ラン・ボンタンの怖い先輩に「てめぇ、ボクシング部はいるだろ!」と凄まれて、断り切れなかったことがボクシングを始めたきっかけとのことです(笑)
東京オリンピックのボクシング男子ウエルター級の出場権をかけて、6日にアジア・オセアニア予選に登場。岡沢セオン選手の魅力に迫る!https://t.co/64rZewPGc7@5678243 pic.twitter.com/qyNCe75EVP
— 読売新聞五輪報道 (@Yomiuri_gorin) March 4, 2020
エピソードも面白いのですが、短ランとかボンタン姿の怖い先輩ってまだ絶滅していなかったのですね??
横浜銀蝿風の人たちを見かけなくなってかなり久しい感じがします。
岡澤セオンはどんな性格?
荒竹一真(左)井上尚弥(右)
岡澤セオンは日大山形から中央大学に進学していますし、勉強家であることは間違いありません。
元担任によれば学業の成績も常にトップクラスで、性格も真面目で真剣にボクシングに取り組んでいたとのことです。
岡澤セオンのライバルは現在高校二年生の荒竹一真くんです。
荒竹一真くんは、岡澤のボクシングに対する心構えを180度変えたボクサーでもあります。
「初めて一緒に練習した時、彼(荒竹一真)の激しいフィジカルトレーニングについていけなかった。」「こんなにもボクシングとしっかり向き合って、死ぬほど練習している年下のボクサーがいるのかと、自分が恥ずかしくなった」
<出典>讀賣新聞
クラウドファンディング残り1日になりました。これまで本当に沢山の方にご協力頂きました。
皆様のお陰で床の張り替え工事等着実にジムの復旧が進んでいます。
本当にありがとうございます。
心から感謝をお伝えするとともに、あと1日ご協力をよろしくお願い致します!https://t.co/980dCbRvC2— Sewon 岡澤セオン (@5678243) August 30, 2020
ライバルという表現は少し誤解を生むかも知れませんが、後輩でありながらも人生観を変えてくれた人、という感じのニュアンスです。
岡澤セオン本人は、同じハーフのアスリートに負けたくないと思っているようですね。
「あれ、八村じゃない?」、「あれ、サニブラウンじゃない?」といじられることが多い。「東京五輪はチャンス。八村選手やサニブラウン選手が『あれ、岡沢じゃない』といじられるくらい頑張る」
<出典>サンケイスポーツ
岡澤セオンが東京オリンピックでメダルを獲得する可能性は?
まずは、東京オリンピックへの出場権を得ることが大前提ですが、それをクリアしたと仮定してお話しますね。
昨年より以前は、どちらかというと体力とかパワーに頼るスタイルでしたが、ここ最近は的確にパンチをヒットさせるスタイルに変えてきています。
プロボクシングは極論を言うと、相手にダメージを多く与えたほうが勝つ競技ですよね?
KOするとかダウンをたくさん奪うとか。
それに対しアマチュアボクシングは手数が判断材料となっており、その積み重ねで勝敗が決します。
なので「ダウンを奪うほどの強烈な一撃」も「軽くパチンと当てたパンチ」も同じポイントになります。
練習相手がイグレシアスなので、あまり見栄えはよくありませんがイグレシアスのようなレジェンドと練習していますし、パンチの当て勘も格段に良くなっています。
東京オリンピックでのメダル、大いに期待できるのでは?
独り言ですが、イグレシアスいつみてもカッコイイ!!(笑)
ロニエル・イグレシアス
生年月日:1988年8月14日
国籍:キューバ
経歴:2008年北京五輪ボクシング男子ライトウエルター級で銅メダル、2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得。
追記(2020/03/05):岡澤セオンのトーナメント表
東京五輪アジア予選!
明日から試合です!
この大会で五輪決めます🔥🇯🇵 pic.twitter.com/EdsUuoikCN— Sewon 岡澤セオン (@5678243) March 5, 2020
【関連記事】堤駿斗の戦績と階級が知りたい!あまりの強さに井上尚弥もびっくり
岡澤セオンの戦績は?
2か月前のスポーツ紙には通算73勝20敗というレコードがありましたが、過去の対戦相手などの詳細な情報が見つからず、ご紹介できませんが分かっている範囲で記載しますね。
- 2019年4月:アジア選手権準優勝
- 2019年9月:世界選手権ベスト8
- 2019年10月五輪テスト大会優勝
- 2019年11月全日本選手権優勝
≪第89回 全日本ボクシング選手権大会≫
⭕三賞⭕
🔴最優秀選手賞🔴
【69kg級】
岡澤セオン(日連推薦/鹿児島県体育協会)🔵優秀選手賞🔵
【63kg級】
成松大介(日連推薦/自体校)🔵技能賞🔵
【57kg級】
堤 駿斗(日連推薦/東洋大学)🔵敢闘賞🔵
【75kg級】
森脇唯人(日連推薦/自体校)— 日本ボクシング連盟(JABF) (@Jabf_revival) November 24, 2019
まとめ
最近は井上尚弥や村田諒太など、日本ボクシング界はかなりの盛り上がりですね。
アマチュアボクシングも、今回ご紹介した岡澤セオンや堤駿斗など、スター性と実力を備えた若手が次々と登場しています。
井上、村田、井岡、京口らの跡を継ぐ選手が着々と育っていることに安ど感を覚えました。
東京オリンピックは、コロナウイルスを吹き飛ばすほどの盛り上がりに期待したいです!
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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